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土佐和紙のイメージってなんだろう。
この春、土佐和紙の産地・伊野で若手の紙漉職人が集まって会を持ちはじめました。
手漉きだから当たり前だけど、価格が高くて「使うのがもったいない」と言われる。
いざ紙を買ってもらっても、障子や照明に使う以外の使い道があまり知られていない。
昔ながらのちぎり絵の絵はがきとか、加工商品がちょっとださいものが多い。
もったいないから使われない、使われないから買われない、買われないから作れない、
作れないから原料の楮も三椏も育てれない。
現場が感じる土佐和紙の現状は、ちょっと寂しいことになっていました。
こんな「悪循環」を変えたい。

日常のなかで使ってもらえる和紙とはなにか?
今までにない、えっ? と驚くような土佐和紙の使い方はないのか?
若い人がふと買ってみたくなるような加工商品はできないのか?
高知らしい、土佐和紙らしい、「使える和紙」のかたちって、何?

そんなことを何度も何度も話しあううち、
高知を拠点に活躍する主に20代から30代のイラストレーターやデザイナー、
大学生やお店の方たちの協力を得て、
土佐和紙を使った「50個のプロダクト」を考えるようになったのです。

                          土佐の山・紙資源の会 田村寛